医療の進歩、生活習慣の変化等により、長期にわたって管理を必要とする慢性疾患を有する人の割合が増加してきました。慢性疾患は、くすりによる治療に加え、何よりも食事や生活の管理といった日常生活のマネジメントが必要になります。そして、疾患特有のケア(インスリン注射やフットケア、運動や呼吸のリハビリテーションなど)も発生します。これらを適切に実施するには、知識を技術が必要となります。
私たちは、何年もかけて学校に通い、多くの知識を得てきました。病気の管理も同じく、多くの学習を必要とします。加えて生活習慣を修正し、新しい習慣を身に付けるには時間がかかります。家事や介護、仕事、子育てもあり、この多忙な生活の中にどのようにこの管理法を組み込んでいくかには工夫が必要です。そして、病気を管理することのストレスやマイナスの感情にも付き合っていかなければなりません。
私たちは、開発したノウハウを用いて、慢性疾患の重症化や再発を予防し、皆様が幸せに過ごせるよう、取り組んでいきたいと考えています。